ブログをご覧の皆さん、こんにちは。

今日は、奥尻島のちょっとした歴史に触れてみたいと思います。

奥尻島には、「禁酒令」と言う令が出来て、「禁酒島」と呼ばれていた時期がありました。

そもそも、「禁酒令」が出来た経緯は食糧難に陥り、お酒に溺れる者が増えたため、習慣を改め様と禁酒運動が展開し、1885年(明治18年)に「奥尻島禁酒会」が結成し1890年(明治23年)まで敷かれました。

今回の公開される「とっくり」は、その当時に違反して飲んだ島民から没収し、見せしめのために壊された可能性があるそうです。

この「とっくり」は、新潟県が生産の「越後産焼酎とっくり」と言う物らしく、流通時期が重なる様です。

「青苗遺跡」からは、「とっくり」だけがまとまって出土している事から、「禁酒令」に関係して投棄された可能性があるそうです。

これを機会に奥尻島の歴史を感じて知って頂ければ幸いです。

展示場所は、奥尻町稲穂ふれあい研修センターで、入館は無料となっております。

皆さんのお越しを心からお待ちしています。

奥尻町稲穂ふれあい研修センター
住　　所：奥尻郡奥尻町字稲穂162番地
電話番号：01397-2-2201（木・土曜日のみ）
開 館 日：毎週　木曜日・土曜日
※臨時休館：2017年6月17日（土）
営業時間：午前9時半～午後4時半
入 館 料：無料