皆様こんにちは。
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さて、少し遅くなりましたがイベント開催のご報告を。

去る5月25、26日、地域安全学会の2018年度春季大会（目黒公郎会長、一般社団法人地域安全学会主催、奥尻町・奥尻町教育委員会共催）が町海洋研修センターで開催され、島内外からのべ200名以上が訪れました。

北海道南西沖地震から今年で25年目を迎える奥尻島が開催地に選ばれたとのこと。

25日の研究発表会では、参加した大学や専門機関の研究者が3つのセクションに分かれ、防災、災害対応、復興、ライフライン、医療など60編以上の個別発表がなされました。

26日の公開シンポジウム「奥尻島のこれまでとこれから」では、谷岡勇市郎北大地震火山研究観測センター教授が「北海道・奥尻島の地震津波について」と題して、奥尻島を含めた北海道周辺の地震活動のメカニズムを解りやすく解説しました。

続くパネルディスカッションでは、パネリストの町教委の稲垣森太学芸員が島には8000年前より断続的に人が住み、現在でも一定人口が保たれていることから、けして住みにくい島ではなかったことを紹介。
他に奥尻高校生2名が昨年度より取り組んでいる町おこしワークショップやイングリッシュサルーンといった特色あるカリキュラムを紹介、中林一樹首都大学東京名誉教授のコメントを挟みながら、奥尻在島経験のある定池祐季東北大学災害科学研究所助教が親しみのある語り口でコーディネートし、会場をなごませていました。