島遊び 奥尻島フットパス!その2
皆さん、こんにちは
さてさて、先日に引き続き奥尻島フットパスをご紹介致します。
今日は「Bコース 青苗岬めぐりコース」をご紹介致します。
このコースは奥尻島の南端の青苗地区をぐるりと一周するコース。
1周3.5km。歩数にして約5800歩 所要時間は約2時間です
1993年(平成5年)7月の北海道南西沖地震で大きな被害を受けた奥尻島南端の青苗地区をめぐります
いそ舟が並ぶ海岸線・イカ釣り漁船が停泊する青苗漁港をはじめ、最南端の青苗岬が見どころです。
これは「人工地盤 望海橋」といって、災害時に速やかに高台へ避難できるように作られました。
高さが6.2mあり、長さは約163mあります。
1階部分は作業スペースとして漁師さんが天候に左右されずに漁の準備を行なうことができます。
2階部分は駐車場があり、憩いの場、イベント開催などの多目的広場として使用されています。
また、青苗岬には奥尻島津波館という施設があり、北海道南西沖地震の記憶、全国から寄せられた復興支援への感謝を後世に伝えています。
館内には災害によって亡くなられた198名を悼む「198のひかり」や、災害の記録を映像で伝える「映像ホール」などがあります。
また、津波館の近くには「時空翔」があります。
時空翔とは北海道南西沖地震で犠牲になった方の慰霊碑です。
中央のくぼみは震源地の方角を向き、震災のあった7月12日に時空翔の正面に立つと中央のくぼみに太陽が沈んでいきます。
津波館をから最南端へと足を進めると徳洋記念碑「洋々美徳」がそびえます。
今から120年以上昔の明治13年、青苗岬沖でイギリスの軍艦「アイヨンジューク号」が座礁したことが「徳洋記念碑」建立のきっかけとなりました。
このアイロンデューク号は日本の皇族 有栖川宮威人親王が乗船しており、小樽に向け北上している最中に青苗岬沖で座礁してしまいます。
その際、イギリス艦・フランス艦・ロシア艦とともに島の人々が救助活動を行ない、無事暗礁を脱出することに成功したそうです。
この座礁事件から約50年後。
有栖川宮家とご縁の深い高松宮様がこのエピソードに感心され、これがきっかけとなり、海とともに生きる人々の広々とした心を称え、直筆である「洋々美徳」の字を添えた徳洋記念碑が建立されました。
また、この記念碑は北海道南西沖地震により甚大な被害をもたらした津波にも耐え抜き、震災後も青苗岬の象徴となっています。
では最後におまけをひとつ。
コース中はこんな光景に出会えるかもしれませんよ。
ウニの殻が・・・
犯人は・・・?
カラスです・。
奥尻島のカラスは贅沢な食事をしていますね
奥尻島観光協会・奥尻島観光案内所ではフットパスのコース地図、各種パンフレットを取り揃えております。
ご来島の際はどうぞお気軽にお立ち寄り下さい。
奥尻島観光協会
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Email unimaru@hakodate.or.jp
奥尻島観光案内所(※4月下旬〜10月末)
TEL 01397-2-3096